デンマーク

デンマークの安全・緊急ガイド — 連絡先・防犯・詐欺対策

緊急番号112/114/1813の使い方、詐欺対策、コペンハーゲンの防犯情報を日本語で解説。

デンマーク 2026-04-22

緊急連絡先と電話方法

デンマークでは緊急時に112、警察への非緊急連絡は114、医療相談は1813を使います。

デンマークで緊急事態に直面した場合、最初に覚えておくべき番号は**112**です。火災・救急・警察への緊急出動はすべて112番で一元対応されています。オーストラリア政府のデンマーク渡航情報によれば、火災・救急・警察のいずれもまず112に電話し、オペレーターの指示に従うよう案内されています。112は24時間365日対応しており、デンマーク語が話せなくても英語で対応可能です。なお、112は生命・財産に直接危険が及ぶ場面専用の番号です。緊急性がない問い合わせや犯罪の届出は**114**(警察サービスライン)を使用してください。

デンマークの主要緊急・問い合わせ番号一覧

番号用途対応時間備考
112火災・救急・緊急警察出動24時間365日英語対応可。生命の危険がある場合のみ
114犯罪届出・非緊急警察問い合わせ24時間365日盗難・軽微な事故など
1813医療電話相談(首都圏)24時間365日コペンハーゲン地区。命に関わらない症状
112消防・救助サービス24時間365日火災・水難事故・閉じ込めなど

コペンハーゲンを含むシェラン島・首都圏では、生命には関わらない医療相談・受診先案内のために**1813**番が設けられています。スマートラベラー(オーストラリア政府)の情報によると、生命を脅かさない医療問題では112ではなく+45 1813に電話するよう明記されています。1813に電話すると看護師や医師が症状を聞いた上で、最寄りの救急外来(Akutmodtagelse)、緊急クリニック(Akutklinik)または一般開業医を案内してくれます。これにより救急病院への不必要な殺到を防ぐシステムが機能しています。なお、医師の往診(Lægevagten)も1813を通じて手配できます。英語での対応も基本的に可能ですが、デンマーク語話者の方が早く繋がる場合があります。

緊急時に電話をかける際の手順について、英国外務省のデンマーク渡航情報でも詳しく案内されています。電話をかけたら、まず「緊急か否か」を伝え、場所・状況・必要な支援の種類を英語でもデンマーク語でも簡潔に伝えることが重要です。スマートフォンをお持ちの場合、SIMカードがなくても112への発信は無料で可能です(EU標準)。また、アクシデント発生現場では、まず自身の安全を確保してから通報することが基本です。旅行者や留学生の場合は、到着直後に現地の緊急番号を携帯の連絡先に登録しておくことを強くお勧めします。

デンマークに旅行・滞在する際は旅行保険の加入が強く推奨されます。デンマーク外務省(Udenrigsministeriet)によれば、EU加盟国民が持つ青い欧州健康保険カード(EU-sygesikringskort)はデンマーク国内での公的医療を一定範囲でカバーしますが、帰国のための搬送費や私的クリニックの費用は対象外です。日本国籍の場合は別途海外旅行保険(rejseforsikring)への加入が必須です。保険会社の緊急連絡先として、Europæiske(+45 7010 9030)、Falck Global Assistance(+45 7025 0405)、Gouda(+45 3315 6060)、SOS International(+45 7010 5052)、Bupa Global(+45 7023 2461)などの番号をあらかじめ携帯に登録しておくと安心です。

  • 112:火災・救急・緊急警察(英語対応可、SIMなしでも発信可能)
  • 114:非緊急の警察業務・犯罪届出(日常トラブルはこちら)
  • 1813:コペンハーゲン地区の医療電話相談(命に関わらない症状)
  • 旅行保険の緊急連絡先を出発前に携帯へ登録しておく
  • 在デンマーク日本大使館(コペンハーゲン)への連絡先も控えておく

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詐欺・犯罪への対策

デンマークでは詐欺被害が深刻化しており、特にショッピング詐欺・フィッシング・電話詐欺が多発しています。

デンマークの詐欺実態

デンマークの詐欺被害は年々深刻化しています。Global Anti-Scam Alliance(GASA)の2025年デンマーク詐欺状況報告書によると、デンマークの成人の**48%**が過去12か月以内に詐欺被害に遭ったと回答しています。また成人の**67%**が詐欺に遭遇した経験があると報告されており、1人あたりの年間詐欺遭遇回数は平均**110回**に上ります。金銭的被害は1人あたり平均**5,731クローネ**(約12万円相当)で、デンマーク全体では年間**69億クローネ**(約14億ドル)が詐欺によって失われていると推計されています。最も多い詐欺の種類はショッピング詐欺で、被害者の65%がこのタイプを経験しています。詐欺被害を受けた人の68%が「非常に、またはある程度ストレスを感じた」と報告しており、金銭的被害だけでなく精神的な影響も無視できません。

特に注意が必要な詐欺の手口として、デンマーク移民局(Danish Immigration Service)が2025年1月に公式警告を発しています。デンマーク移民局の公式発表によれば、移民局を名乗る人物が電話をかけてきて個人情報を求める電話詐欺が横行しています。詐欺師は移民局の公式電話番号と同じ番号を表示させる「なりすまし(スプーフィング)」技術を使っており、電話番号だけでは信頼性を判断できません。同局は「移民局への申請がない場合や案件が係留中でない場合には、移民局から突然電話がかかってくることはない」と明示しています。もし電話を受けた場合は、個人情報を提供せず電話を切り、公式ウェブサイトから番号を調べて折り返し確認することが推奨されています。

  • ショッピング詐欺:偽のオンラインショップや広告(Facebook/Gmailを多用)で商品を購入させ、代金を受け取った後に商品を発送しない
  • フィッシング詐欺:銀行やMitID(デンマークの電子認証システム)を装ったメール・SMS・電話で認証情報を騙し取る
  • 電話なりすまし詐欺:移民局・税務署・銀行などの公的機関の番号を偽装して電話し、個人情報・口座情報を要求する
  • 賃貸詐欺:実在しない物件の前払い賃料を要求する(コペンハーゲンで増加中)
  • ロマンス詐欺:SNSやマッチングアプリで信頼関係を構築した後に送金を求める
  • 投資詐欺:高利回りを約束する偽の投資案件で資金を騙し取る

詐欺被害に遭った場合の対処法について、デンマーク移民局は電話詐欺の被害を受けた場合は**114**(警察)に電話して届け出るよう指示しています。また、SikkerDigital.dk(デンマークのデジタルセキュリティ機関)では、オンライン詐欺・個人情報の悪用・画像・動画を使った被害への対応方法を案内しています(デンマーク語のみ)。クレジットカードや口座情報が盗まれた可能性がある場合は、直ちに銀行の緊急連絡先に電話してカードを停止することが最優先です。フィッシングメールのリンクをクリックしてしまった場合は、すぐにパスワードを変更し、二段階認証を設定してください。

GASAの調査では、詐欺に最も狙われやすいのは必ずしも高齢者だけではないことが示されています。GASA 2025年報告書によると、Z世代(18〜28歳)の**81%**が自分は詐欺を見破れると自信を持っていましたが、実際にはZ世代の方が他の世代より詐欺被害に遭う確率が高く、被害金額も大きい傾向にあります。また、Z世代の4人に1人が「詐欺だと気づくまでに1日以上かかった」と回答しており、即座に気づく人の割合は全年齢平均の16%を下回っていません。これは、デジタルネイティブであっても詐欺師の手口は日々巧妙化しており、誰でも被害に遭う可能性があることを示しています。詐欺への最大の防御は「急かされても立ち止まって確認する」という習慣です。

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安全情報と生活防犯

デンマークは全般的に安全ですが、コペンハーゲンの観光地ではスリに注意が必要です。法律や危険エリアも把握しておきましょう。

デンマークは世界的に見ても治安の良い国として知られていますが、滞在者が知っておくべき注意点はいくつかあります。英国外務省(FCDO)のデンマーク渡航情報によれば、「全般的に犯罪水準は低いが、スリやバッグひったくりは混雑したエリア、特にコペンハーゲンで発生している」と警告しています。泥棒は公共交通機関での混雑を利用して注意をそらす手口を使うほか、ホテルロビー・カフェ・レストランでも活動しています。オーストラリア政府のデンマーク渡航情報でも「深刻な犯罪は少ないが、スリやバッグひったくりは観光エリア・公共交通機関・ランドマーク・博物館・駅・レストランで発生している」と記されており、特に夜間は一人での外出や人気のない場所を避けることが推奨されています。

コペンハーゲンでスリ・ひったくりが多発するエリア

エリア注意点
コペンハーゲン中央駅スリグループが多数活動。荷物から目を離さない
ノアポート駅(Nørreport Station)混雑した乗換駅。ポケット・バッグに注意
ストロイエ(Strøget)主要ショッピングストリート。観光客を狙うスリが多い
クリスチャニア(Christiania)スリに加えてギャング関連の暴力事案も報告あり。夜間特に注意
ニューハウン(Nyhavn)人気観光地。混雑時にスリが活動
コンゲンス・ニュートルウ(Kongens Nytorv)観光客が集まるエリアでスリが報告
カストルップ空港内到着・出発ロビーでスリが活動。手荷物棚にも注意

オーストラリア政府の渡航情報によると、デンマークのテロ脅威レベルは5段階のうちレベル4(「重大」)に設定されています。デンマーク安全情報局(PET)も同様の評価を公表しており、右翼過激主義の脅威が高まっているとともに、ISIL系の過激主義も依然として脅威として存在します。ただし、日常生活における実際のリスクは非常に低く、普通の観光・留学・就労においてテロに巻き込まれる確率は極めて小さいとされています。英国外務省も「テロ攻撃は排除できないが、特定の場所に集中して過度に不安を持つ必要はない」と案内しています。万一の際は、地元当局の指示に従い、混雑した場所から速やかに離れることが基本です。

デンマークには生活防犯の観点から知っておくべき法律が複数あります。英国外務省の渡航情報によれば、公共の場でフェイスを完全に隠す衣服(ニカブ・バラクラバなど)を着用することは違法であり、違反した場合は**1,000クローネ**(約2万円相当)の罰金が科されます。繰り返し違反すると罰金額は増加します。また、大麻を含む麻薬類の所持・使用・密輸は少量でも厳しく禁止されており、最長10年の懲役刑と多額の罰金が課される可能性があります。オーストラリア政府も「薬物犯罪は重い罰則が科される。軽微な所持でも多額の罰金や禁固刑になり得る」と警告しています。観光地の一部(クリスチャニアなど)では大麻が公然と販売されていることもありますが、法的には違法であることを忘れないでください。

CDC(米国疾病予防管理センター)のデンマーク向けトラベラービューでは、デンマーク滞在中の健康・安全管理についても具体的な情報を提供しています。屋外活動の際は天候変化に注意し、特に夏季の紫外線対策(SPF15以上の日焼け止め)と、冬季の防寒対策が重要とされています。海水浴や湖での水泳は指定された遊泳区域のみで行い、ライフセーバーの指示に従ってください。食事・飲料水に関しては、デンマークは衛生水準が高く一般的に安全ですが、手洗いの習慣を維持することが基本です。また、持参した処方薬の一部は他国では違法扱いになる場合があるため、長期滞在者は事前に医師の英文証明書を用意しておくことが賢明です。

  • 混雑した公共交通・観光地ではバッグを前に抱え、貴重品は内ポケットへ
  • パスポートは宿に保管し、コピーを携帯する(紛失リスク低減)
  • 夜間はできるだけ複数人で行動し、人気のない路地・裏道を避ける
  • ドリンクを他人に渡さない・目を離さない(飲み物への薬物混入に注意)
  • 不審に思う行動・物品は警察(114)か地元当局へ報告する
  • 公共Wi-Fiでのオンラインバンキングは避け、VPNを使用することを検討する
  • 旅行保険の緊急連絡先・保険証書のコピーを常に携帯する

よくある質問

デンマークで緊急事態(救急・火災)が起きたとき、最初にどの番号に電話しますか?

デンマークでの緊急事態(救急・火災・緊急警察出動)はすべて**112**番に電話してください。英語での対応が可能で、SIMカードなしのスマートフォンからでも無料で発信できます。命に関わらない医療相談はコペンハーゲン地区の場合**1813**番、犯罪の届出・非緊急の警察連絡は**114**番を使います。出発前に保険会社の緊急連絡先も携帯に登録しておくことを強くお勧めします。

デンマーク移民局や銀行を名乗る不審な電話がかかってきました。どうすればよいですか?

すぐに電話を切ってください。デンマーク移民局は公式に、申請中の案件がない場合は突然電話をかけることはないと表明しています。詐欺師は公式番号と同じ番号を表示するなりすまし技術(スプーフィング)を使うため、番号だけでは信用できません。個人情報・MitIDコード・銀行暗証番号は絶対に伝えず、公式ウェブサイトから番号を調べ直して折り返し確認してください。被害に遭った場合は114(警察)へ届け出ましょう。

コペンハーゲンで特に注意が必要な危険エリアはどこですか?

英国外務省の情報によれば、スリが多い場所としてコペンハーゲン中央駅・ノアポート駅・ストロイエ(ショッピングストリート)・ニューハウン・クリスチャニア・カストルップ空港内が挙げられています。またオーストラリア政府はノアブロ/ノアヴェスト地区とクリスチャニアでギャング関連の犯罪・騒乱が起きることがあると警告しており、特に夜間は注意が必要です。

デンマークで詐欺被害に遭った場合、どこに相談・届け出ればよいですか?

電話詐欺・オンライン詐欺の被害は**114**(警察)に電話して届け出てください。デンマーク移民局も114への連絡を推奨しています。またSikkerDigital.dk(デンマーク語)でオンライン詐欺・個人情報悪用の対処法を確認できます。クレジットカード・口座情報が漏洩した場合は、まず銀行の緊急連絡先に電話してカードを停止し、その後警察に届け出る流れが推奨されます。

デンマークでは旅行保険は必要ですか?EUの健康保険カードだけでは不十分ですか?

デンマーク外務省(Udenrigsministeriet)によれば、EUの青い健康保険カード(EU-sygesikringskort)はEU加盟国の公的医療にアクセスできますが、帰国のための搬送費・私的クリニック費用・キャンセル費用などはカバーされません。日本国籍の旅行者・留学生はEU健康保険カードを持たないため、別途旅行保険の加入が必須です。保険なしで緊急入院した場合、医療費・搬送費として数百万円規模の費用が発生することもあります。

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公式情報源

参照元

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